カウンセラーブログ

夫婦って悪くない⁉️

2021.06.29

お互いの〇〇心が幸せの秘訣

 

ブログをお読み頂きどうもありがとうございます。

 

高級着物販売員歴30年、倫理道徳を学んできた経歴を持つ、仲人カウンセラーが運営する結婚相談所「マリッジサポート・イトカワ」でございます。

 

今回のテーマは『「夫婦」って悪くない』でございます。

 

昨今は離婚件数も多く、何かと結婚についてのデメリットが多く語られる世の中ですが、仲人カウンセラーの私は自信を持ってお伝えします。「夫婦」って悪くないものです。

 

しかも年を重ねれば重ねるほどに。

 

ただし、そこには条件が必要です…。

 

夫婦が互いに道徳心を育てる努力ができれば…、という条件付きです。

 

今回は円満な結婚生活の築き方について考えます。

 

結婚相手に求める最も重視するものは?

 

未婚者を対象に行ったこの質問に対し、一番多かった答えは男女とも「人柄」となり、「容姿」や「学歴」などの条件を大きく上回っています。(国立社会保障・人口問題研究所、第15回出生動向基本調査参照)

 

人柄は「品性」や「品格」とも言い換えられます。

 

夫婦は、全くの他人と人生上で最も身近で深く、長い結びつきとなる人間関係です。そう考えればパートナーとなる相手に「良好な人間関係を築ける相手」を選びたいという事は、とても重要な事柄です。

 

問題は、相手が実際はどのような人柄なのか、いざ一緒に結婚生活をしてみるまでは、なかなか理解ができにくい事にあります。

 

全く違う環境で育った二人が、何かのご縁で一緒になって新しい結婚生活が始まります。結婚当初はあばたもえくぼで、相手の欠点すらよく見えてしまうものです。

 

最初は相手に良く見られたい、よく思われたいという気持ちから、本当の自分の姿を隠そうとしてしまいがちです。そしてお互いに相手に求める理想の姿を勝手に思い描いて、期待して結婚生活が始まります。

 

ところが、日が経つにつれその期待が裏切られ、こんな筈ではなかったと後悔が始まります。

 

 

イギリスの聖職者「トーマス・フラー」の言葉に「結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ」という格言があります。

 

「恋は盲目」と言いますが、結婚前は恋愛感情が高まり、相手の本質よりも容姿などに目が行きがちになるので、そういった上部だけの条件に流されず、両方の目でしっかりと相手を観察し見極める事が大切で、一方、結婚してからは、相手の多少の欠点には目を瞑るくらいの大らかな心持ちが大切である、という事でしょう。

 

 

夫婦は補い合い

マリッジサポート イトカワ「「夫婦」って悪くない⁉️」-4

 

とはいえ実際の夫婦生活では、ちょっとした齟齬が原因で、お互いの欠点ばかりに目がいってしまうようになります。特に健康や経済面、子育てや義親との付き合いなど、思わぬ問題が降りかかり、お互いに心の余裕が無くなった時ほど、相手の不足に目を向けてしまいがちです。

 

問題解決能力の高い人同士が結婚したら、より多くの問題を解決できるのかというと、必ずしもそうならないのが夫婦関係の難しいところです。

 

それはバドミントンなどのダブルスの関係にも似ています。

 

シングルのトッププレイヤー同士がペアを組んで、ダブルスの大会で好成績を残せるかというと中々そうはなりません。むしろ個々の能力は程々でも、パートナーの動きを察知して「相手はこのように動くだろうから、私はこう動いて補おう」というふうに考え、互いにお互いの欠点を補え合えるペアが好成績を残します。

 

愛している間は憎む事はできない

マリッジサポート イトカワ「「夫婦」って悪くない⁉️」-5

 

人間の心の働きには、自分中心の「利己心」と相手を思いやる「道徳心」があります。

 

全ての争い事は、利己心と利己心がぶつかった時に生まれます。反対に仲良くするには道徳心と道徳心を発揮すれば良いという事になります。こちらが相手を思い遣る道徳心を発揮すれば、その心持ちが鏡に映るように、必ず相手も道徳心を返してきます。

 

更に、道徳心と利己心は同時には働かないという特徴があります。つまり私たちは「愛することと同時に憎むことはできない」のです。愛している間は憎しみの心は働かないのです。

 

ですので、できるだけ意識して努めて「道徳心」を働かせるようにしたいものです。

 

夫婦間で相手のことを思い遣る「道徳心」を働かせる時間を1分でも多く働かせ、「利己心」を働かせる時間を可能な限り少なくさせる努力をする事が肝要です。

 

悪い心(利己心)を良い心(道徳心)に変えようという努力をするのではなく、できるだけ良い心の時間を多くする事で悪い心の時間は少なくなります。

 

ちょっとした相手への思い遣りの心があるかないかによって、結婚生活は大きく変わってきます。

 

一生をかけて、相手に対する思い遣りの心・いたわる心・慰める心などの「道徳心」を育て続けていく事が結婚生活を最良のものにする方法です。

 

 

トーマス・フラーのその他の格言です。

 

「結婚生活に幸福を期待しすぎて、失望しないように気をつけなさい。ウグイスは春に2・3ヶ月だけは鳴くが、卵を孵してしまうと後はずっと鳴かないものだ」

 

「愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである。」

 

 

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